マリー・ローランサン 《猿を抱く少女》 アクアチント 1928年 直筆サイン 限定200部

308,000円(税28,000円)

DETAIL

マリー・ローランサン
《猿を抱く少女》


アクアチント
1928年
32.7×26cm
直筆サイン入り
限定200部


額・黄袋・箱付き


本作品《猿を抱く女性》は、1928年に制作されたマリー・ローランサン(Marie Laurencin, 1883-1956)の直筆サイン入りアクアチントです。淡いパステル調の色彩と柔らかな線描、そして幻想的な女性像は、ローランサン独自の美意識を象徴する作品といえます。彫りは、キュビスムの中心人物であり版画家としても高名なジャック・ヴィヨン(Jacques Villon)によるもので、仕上がりの美しさと希少性から高く評価されています。

繊細な女性像と幻想的な世界


本作に描かれた女性は、頬を染めた優しい表情と、夢見るように伏せられた瞳が印象的です。肩に抱えた小さな猿は、エキゾチックな雰囲気を添えると同時に、女性の親密な内面世界を暗示しています。ローランサンは生涯にわたり「女性」を主題とした作品を多く残しましたが、この作品もまた、女性の儚さ、憧れ、そして官能性を象徴的に表現しています。

色彩とアクアチント技法


ローランサンの特徴である淡い色彩が、アクアチントによって繊細に表現されています。グレーやラベンダー、柔らかなピンクを基調とした色調は、まるで水彩画のような透明感を醸し出し、女性の肌や羽飾り、背景までもが優美な調和を保っています。ジャック・ヴィヨンの手による彫りは精緻で、ローランサンの淡い世界観を損なうことなく再現しており、原画に限りなく近い質感を実現しています。

マリー・ローランサン Marie LAURENCIN (1883-1956)


パリに生まれる。画家を志し、アカデミー・アンベールで絵を勉強する。ここでジョルジュ・ブラックと知り合い、キュビスムの影響を受けた。1907年にサロン・ド・アンデパンダンに初出展。このころ、ブラックを介して、モンマルトルにあったバトー・ラヴォワール(洗濯船)という安アトリエで、パブロ・ピカソや詩人で美術評論家のギヨーム・アポリネールと知り合った。パリの上流婦人の間ではローランサンに肖像画を注文することが流行となり、ココ・シャネルが依頼した作品はオランジュリー美術館が所蔵する。舞台装置や舞台衣装のデザインでも成功した。第二次世界大戦の際はフランスを占領したドイツ軍によって自宅を接収されるといった苦労もありながらも、創作活動を続けた。

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