サーカス
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660,000円(税60,000円)
幻想的なサーカス世界を彩る、マルク・シャガールの限定リトグラフ。1967年制作、42.5×32.5cm。
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330,000円(税30,000円)
マルク・シャガールの《サーカス Pl.38》リトグラフは幻想的なサーカス世界を描き、限定250部。詩情溢れる色彩と線、静謐なフィナーレが感じられる一枚。
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275,000円(税25,000円)
マルク・シャガールの《サーカス Pl.8》限定250部。緊張と混沌が交錯する舞台をモノクロのリトグラフで表現。晩年の詩情が宿る幻想的な作品。
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275,000円(税25,000円)
マルク・シャガールの限定リトグラフ《サーカス Pl.37》は、晩年の《サーカス》シリーズから生まれた作品。版画による混沌の世界を独特の線と余白で描き出し、観る者と演じる者の交錯を象徴。シャガールの詩的想像力が生命のうねりと不安を表現し、芸術家の孤独を描き出す。深い影響を受けた作品は、生涯を通じて詩的な幻想を追求し続けたシャガールの魅力が充分に詰まった一枚。
マルク・シャガール《サーカス》
1967年、テリアード社、リトグラフ全38図
宙を舞うアクロバティックな人物像を描くシャガールに、サーカスをテーマに版画を制作するよう依頼をしたのは画商ヴォラールであり、その目に狂いがなかったことを本作品は明らかにしています。ヴォラールは「シルク・ディヴェール」(冬のサーカス)の席を買い取るほどの無類のサーカス好きであり、招かれたシャガールもサーカスに足繁く通うようになりました。挿絵本《サーカス》は、1939年にヴォラールが亡くなると出版者のテリアードが刊行のための仕事を引継ぎ、下絵の制作から40年の歳月を経て日の目を見ることになりました。カラーとモノクロームの図版からなる38点の挿絵には、卓越した版画技法が駆使されています。シャガールは挿絵とともにテキストを綴り、サーカスにまつわる魅力的な回想が本書では繰り広げられています。ピエロ、曲芸師、動物たちが躍動する夢幻の空間は、まさにシャガールの描く世界そのものであり、シャガールはサーカスの登場人物に自らの姿を重ね、サーカスの舞台に自己の人生を見ていたのでした。