藤田 嗣治
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198,000円(税18,000円)
芸術の極地。藤田嗣治による《女と猫》ドライポイント。線の繊細な輝きが心に染みる。
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385,000円(税35,000円)
藤田嗣治が1960年に制作したフランス国鉄SNCF観光ポスター《ノルマンディ》リトグラフ。牧歌的な風景を表現し、緑と光の美しさが際立つ80×56cm。絵画だけでなく、藤田の豊かな経歴も魅力。
藤田 嗣治 Léonard FOUJITA (1886-1968)
1886年現在の東京都新宿区新小川町の陸軍軍医の家に生まれる。1910年東京美術学校西洋画科卒業。当時主流であった明るい外光派風の洋画にあきたらず、1913年渡仏。パリのモンパルナスでピカソやヴァン・ドンゲン、モディリアーニらエコール・ド・パリの画家たちと交流する。彼らに刺激され独自のスタイルを追究し、面相筆と墨で細い輪郭線を引いた裸婦像は、「素晴らしい白い下地(grand fond blanc)」「乳白色の肌」と呼ばれ絶賛される。1955年にフランス国籍を取得。1957年フランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュバリエ章を受章。1959年ランスの大聖堂でカトリックの洗礼を受ける。最晩年には、ランスに感謝を示したいと礼拝堂「シャぺル・ノートル=ダム・ド・ラ・ペ(フジタ礼拝堂)」の設計と内装デザインを行った。1968年1月29日チューリヒにて死去、遺体はフジタ礼拝堂に埋葬された。日本政府より勲一等瑞宝章を没後追贈される。