ジャック・ラセーニュによるシャガール

   
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ジャック・ラセーニュによる《シャガール》

1957年刊行 オリジナルリトグラフ多数収録

概要

この版画集は、美術評論家ジャック・ラセーニュ(Jacques Lassaigne, 1911-1983)が執筆したシャガール論に、マルク・シャガール自身が制作したオリジナルリトグラフを添えて1957年に刊行された豪華本です。フランス・パリの有名な出版社Maeght Éditeur(マーグ出版)から限定版として発行され、シャガールの画業を体系的に紹介する文章と、彼自身による版画作品を同時に楽しむことができる構成となっています。

制作背景

1950年代は、シャガールにとって画業の転換点でした。第二次世界大戦後、アメリカからフランスに戻った彼は、絵画や版画、ステンドグラス、挿絵本など幅広い分野で創作活動を展開し、芸術的成熟期を迎えていました。この版画集は、そうした時期にジャック・ラセーニュと協力して企画されたもので、シャガールの芸術世界を包括的に伝えることを目的としています。

技法と構成

この版画集には、オリジナルリトグラフ15点前後(限定版によって収録数が異なる)が収録されています。 版画はすべてシャガール本人が監修し、版元はリトグラフの名門Mourlot(ムルロー工房)が手がけています。 シャガールらしい豊かな色彩と幻想的なモチーフが生き生きと表現され、以下の特徴があります。 • 鮮やかな色彩で描かれた愛・夢・記憶の世界 • 空中を舞う恋人たち、花束、動物など象徴的モチーフの多用 • 油彩のような厚みを感じさせる、ムルロー工房ならではのリトグラフ技術 テキストと版画が一体となることで、シャガールの作品世界を視覚的かつ感覚的に味わえる構成となっています。

芸術的特徴

• ジャック・ラセーニュのシャガール論 → シャガールの芸術観や生涯を詳しく分析し、その象徴的なモチーフや詩的世界を解説。 • オリジナルリトグラフによる視覚的体験 → テキストと版画が相互に響き合う、独自の世界観を創出。 • 限定版としての希少性 → 高品質の紙と印刷技術を用いたコレクターズ・アイテムとして評価が高い。

まとめ

1957年刊行のジャック・ラセーニュによる《シャガール》版画集は、シャガールが芸術的円熟期に入った時期の作品世界を凝縮した豪華本です。 文章と版画の両面からシャガール芸術に迫ることができるため、美術書としての資料的価値はもちろん、オリジナルリトグラフを収録したコレクターズ・ピースとしても高く評価されています。

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